海外不動産投資でフィリピンが面白いって聞くけどどういうことなの?
フィリピンは行ったことないし、そもそもどんな国なの?
と思っている方は多いのではないでしょうか。
最近だとリゾート観光地のセブ島やフィリピン英語留学などでフィリピンに行ったことがある人は増えてきていますがまだまだ知られていない国かもしれません。
フィリピンは、平均年齢24歳のとても若い国で、英語を話す優秀な人がいっぱいいて、経済も急成長中の魅力的な国です。
今回は、フィリピン留学経験があり、フィリピン不動産投資に取り組んでいる筆者がフィリピンの国とその魅力について紹介したいと思います。
フィリピン国概要
フィリピンは、東南アジアに位置する島国で、7,641の島々からなる国です。
セブ島をはじめ美しいビーチ・リゾートが有名です。
東京から首都のマニラまでは飛行機で約4時間なので意外と近いですね。
国名:フィリピン共和国(Republic of the Philippines)
首都:マニラ(首都圏人口約1,348万人)(2020年フィリピン国勢調査)
人口:1億903万5,343人(2020年フィリピン国勢調査)
面積:298,170平方キロメートル(日本の約8割)
言語:国語はフィリピン語、公用語はフィリピン語及び英語。
民族:マレー系が主体。中国系、スペイン系及び少数民族
宗教:カトリックが83%、その他のキリスト教が10%。イスラム教は5%
データ: 外務省 フィリピン基礎データ
不動産投資で知っておくべきフィリピンの特徴
人口増加
2020年の人口は1億903万人で、5年間で800万人超も増加しました。
2015年から2020年にかけての年平均人口増加率は、1.63%で、今後も増加傾向は続きます。
そして2100年まで人口増加が続くと言われています。
人口の増減は、不動産投資において重要な判断材料のひとつですから、
このフィリピンの人口増加傾向から有力な投資国と魅力を感じるのではないでしょうか。
人口ピラミッド
フィリピンの人口ピラミッドは綺麗なピラミッドの形をしているのがわかります。
これは、若年層の人口が多いということ示しています。
そして、フィリピン人の平均年齢は24歳です。
日本の人口ピラミッドと比べるといかにフィリピンが若い国かわかります。
人口ボーナス
人口ボーナスとは、「子供と高齢者に比べ、労働力人口が多い状態」です。
労働力人口が多いので経済成長が促進されるので人口ボーナスと呼ばれています。
フィリピンは、2062年まで人口ボーナスが続くと言われています。
経済成長
このような人口増加、人口ボーナスは、フィリピンの経済成長を支えています。
JETROの記事によると、フィリピンの2021年の実質GDP成長率は5.6%。
2022年の経済成長率は7~9%と予測されています。
日本経済新聞社のデータによると、日本の2021年の実質成長率は2.7%、2022年予測は3.2%成長ですから、フィリピンは、日本の2〜3倍のスピードで成長していることがわかります。
海外送金&海外出稼ぎ人口
フィリピンは、人口の1割が出稼ぎ労働者として海外で働いています。
そして、出稼ぎ労働者によるフィリピンへの送金が、なんとGDPの約9%を占めています。
フィリピンペソの為替変動が少ない理由の一つがこの莫大な海外送金額であると言われています。
フィリピン人は優秀な方が多く英語も得意ですので、海外でグローバル企業で活躍している人も多いです。
英語力
EFエデュケーション・ファーストが、発表している2021年版「EF EPI 英語能力指数」によるとフィリピンの英語力は、世界で19位。
アジアでは、シンガポールに続いて2位です。
ちなみに日本は、78位。
非常に英語力が高い国であることがわかります。
大学は英語で実施されているので、大学を出ている人は、基本的に英語はペラペラです。
また幼少時から英語教育を受けている人も多いので、ネイティブスピーカーもかなり多いです。
そして高い英語力を生かしたビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)産業や観光業が大きく成長しています。
まとめ:投資対象としてのフィリピンの魅力
フィリピンの魅力は以下の3点に集約されると思います。
フィリピンの魅力
- 今後も勢いよく経済成長を続ける国
- 平均年齢が若く、人口も増加し続ける
- 英語力が高く、優秀な方が多い
これらの3つのポイントは国の成長に不可欠な点です。
さらに、これらの3つのポイントは、今の日本には、存在しないポイントですので、
日本人投資家にとっては、さらに魅力的に感じるのではないでしょうか。