【サラリーマンはiDeCoを絶対やるべき】初心者向け節税の方法とメリット

ideco節税メリット

iDeCoに興味あるけど、まだ始めてないという方結構多いですよね。

私はそんな人に会ったら「やらないと本当に損だから今すぐに始めてください」とアドバイスするようにしてます。

国民年金基金連合会が2021年8月2日に発表したiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の業務状況によると厚生年金加入者のわずか3.22%しかiDeCoに加入してないようです。

こんなにお得な制度を利用してない方がこんなに多いのかと驚きです。

運用次第ですが、老後の資産を大きく増やせる可能性が高いですし、なんと言っても毎年の節税効果が大きいです。

節税と言っても数千円の節税じゃないです、数万、数十万の節税ですからやらないと大損です。

例えば年収の700万円のサラリーマンの方が、iDeCoで毎月2.3万円、年間27.6万円積み立てた場合の、年間の節税金額は、8.2万円です。

8.2万円です。東南アジアへの海外旅行に1回行ける金額です。

23歳から60歳までの37年間のサラリーマン生活でiDeCoをやらなかった場合、節税しなかった累計金額は、303.4万円です。

303.4万円もあったら高級車が買えてしまう金額です。

このようにiDeCoは、サラリーマンがまずやるべき投資・資産形成です。

今回は、iDeCoの概要からメリット・デメリット、そしてiDecoの始め方まで解説します。

iDeCoとは

ideco概要

厚生労働省ホームページより

簡単にいうとiDeCo(個人型確定拠出年金)とは、自分で積み立てをして60歳以降に年金として受け取る仕組みです。

 

iDeCo節税の仕組み

このiDeCoを使って積み立てた分に関して税制の優遇があります。

これが節税のポイントです。

3つの税制の優遇があります。

(1) 自分で積み立てする場合、積立金額が全額所得控除となり、所得税と住民税の負担が軽減される

(2) 運用商品(投資信託、保険商品等)の利息・配当・売却益などの運用益は全額非課税

(3) 60歳以降に、年金または一時金を受取る際も各種控除が適用される

 

サラリーマンがiDeCoをやるべき理由

ideco節税額

サラリーマンがiDeCoを絶対やるべき理由は、節税効果です。

以下の年収別節税効果を見てください。

一部例外もありますが、基本的に年収が上がるにつれて節税効果が大きくなります。

【月掛金2万3000円(年間掛金27万6000円)の場合の節税効果】

額面年収 年間節税額
300万円 4万1600円
400万円 4万1800円
500万円 5万4900円
600万円 5万5800円
700万円 8万2000円
800万円 8万3900円
900万円 8万4100円
1000万円 8万4000円
1100万円 8万4100円
1200万円 9万2300円

*扶養家族なしの場合のシミュレーション

1年間だけの節税金額だけでも大きいですが、これが数十年積み重なると節税効果も数百万円になります。

例えば年収の700万円のサラリーマンの方が、iDeCoで毎月2.3万円、年間27.6万円積み立てた場合の、年間の節税金額は、8.2万円です。

23歳から60歳までの37年間のサラリーマン生活でiDeCoで節税できる累計金額は、303.4万円です。

iDeCoで節税できた金額303.4万円を老後資金として貯金したとすると、

これだけで老後の必要資金2000万円の15%を賄えることになります。

節税効果だけを見てもiDeCoをやるかやらないかで60歳以降の老後資産は、数百万円変わってきます。

これが、サラリーマンが絶対にiDeCoを始めるべき理由です。

 

iDeCoのメリットとデメリット

次にiDeCoのメリットとデメリットを見ていきます。

メリットが圧倒的に多いのですが、もちろんデメリットもあります。

 

メリット
  • 積み立てた掛金が全額所得控除(節税効果)
  • 運用益が非課税(節税効果)
  • 60歳以降の受け取り時に一定額が非課税(節税効果)
  • 運用商品によって、運用益が期待できる(運用効果)
  • 強制的に長期投資ができる
  • 投資の経験ができる
デメリット
  • 運用商品によって、資産が増減する
  • 原則60歳まで運用中の資産を引き出せない

節税以外で私が注目しているメリットは、強制的に長期投資ができるができる点です。

これは、「60歳まで運用中の資産を引き出せない」というデメリットでもあるのですが、私は、メリットと考えています。

個人で株式を運用している場合、長期投資のつもりで始めても、急な相場の変動があった場合、怖くなって売ってしまう。

そして損をして投資自体をやめてしまうことがあります。

このように投資初心者の方は、長期投資を続けるのは簡単ではないです。

iDeCoは、加入したら基本60歳まで続けることになるので、強制的に長期投資ができる、ほったらかし投資ができるのです。

初心者にとっては、長期投資を学ぶ良い機会になります。

 

年代別のiDeCo運用戦略とおすすめの投資信託銘柄

iDecoの運用戦略は、加入する年齢やリスク許容度によって異なってきます。

今回は、iDecoを加入する時の年齢を「20代、30代」「40代、50代」に分けて考えてみます。

 

20代、30代の方のiDeCo戦略

米国株の成長

20代、30代であれば、iDeCoの運用期間が20年から30年あると思います。

かなりの長いスパンで考えられるので、米国株全体に投資する投資信託をおすすめします。

iDeCoの節税効果に加えて、運用益を期待できるからです。

おすすめする根拠は、米国株の成長です。

以下はauカブコム証券が過去30年の日本株と米国の株価を推移を比較したものです。

日本株と米国株~過去30年の株価の推移は~

ポイント

日本株(日経平均)は、30年間で1.2倍にしか成長していない

米国株(ダウ平均)は、30年間で約12倍に成長した。

浮き沈みは、ありますが20年、30年というスパンでみると、今後も米国株は、成長し続けると考えます。

そこで、以下の2つの投資信託商品をおすすめいたします。

おすすめ投資信託

  1. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  2. 楽天・全米株式インデックス・ファンド(全米株式)

 

20代、30代の方は、iDeCo投資分は、米国株一択で良いと思います。

他の投資ジャンルへの分散は、iDeCoとは別に投資すると良いと思います。

 

40代、50代の方のiDeCo戦略

40代、50代の方は、iDeCoの積み立てできる期間が限られてきているので、自身のリスク許容度によってとるべき戦略は変わってきます。

リスクを許容できる方は、20代、30代の戦略と同様に、米国株全体に投資する投資信託をおすすめします。

リスクを許容できない方は、元本割れは、絶対に避けたい方は、定期預金や保険などの「元本確保型商品」での運用をおすすめします。

 

iDeCoの始め方 -iDeCoにおすすめの証券会社-

やっぱりiDeCo始めた方が良さそうだなと思ったかたは、すぐに準備を始めましょう。

まずは、証券会社の口座を開きましょう

以下は、iDeCoの運用におすすめの証券会社です。

SBI証券

【確定拠出年金(iDeCo)専用】SBI証券

ネット証券最大手のSBI証券です。

iDeCoの運用実績が既に10年を超えているので安心して利用できる証券会社と言えます。

おすすめのポイントは、3つあります。

(1)豊富な投資商品ラインナップ

(2)運用管理手数料が無料

(3)サポート体制が充実

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松井証券

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松井証券は、創業100年の歴史と実績がある証券会社です。

近年は、iDeCoにも力をいれています。

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