【転職エージェントと転職サイト違い】使い分けの方法を転職7回経験者が伝授

転職エージェントと転職サイトの違い

転職エージェントと転職サイト違いって何?どう使い分けるの?とよく相談を受けます。

私自身、転職エージェントと転職サイトを適切に使い分け、転職を7回経験。

年収240万円から年収5倍以上までアップに成功しました。

転職エージェントと転職サイト違いは、転職をサポートしてくれるキャリアアドバイザーがいるか、いないかです。

結論から言うと、可能であれば、転職エージェントを使った転職活動をおすすめします。

プロが転職をサポートしてくれるに越したことはないです。

しかし、年齢や経験値によっては、転職エージェントから求人を紹介してもらえない場合があります。

その場合は、転職エージェントから求人を紹介してもらえるようになるまでは、転職エージェントと転職サイトをうまく使い分ける必要があります。

今回は、転職エージェントと転職サイトの違いを理解した上で、転職に有効な活用方法を実体験に基づいて解説します。

 

転職エージェントと転職サイトの違い

まずは転職エージェントと転職サイトの違いを理解しましょう。

 

転職サイトとは

転職サイト

【参考画像】リクナビNEXT

転職サイトとは

  • 様々な企業の求人情報を掲載しているWEBサイト。
  • 求職者自身で条件や希望に合った企業を検索し、応募。
  • 求職者は、直接企業とやりとりし、選考を受ける。

転職サイトのメリット

  • 数多くの求人からから効率的に求人を検索して応募ができる
  • サイト上にある求人であれば、すべて応募は可能。

 

デメリット

  • 求人情報以上の情報を得ることができない。
  • 選考対策は自分自身でする必要がある。
  • 年収交渉なども自身で企業と直接する必要がある。

 

転職エージェント

転職エージェント

画像参考:業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/DODAエージェントサービス

転職エージェントとは

  • キャリアアドバイザーが転職を希望する人の条件や希望、将来的な目標などを基に、求人案件を紹介。
  • キャリアアドバイザーは、転職希望者と企業の間に立ち、選考のサポートもしてくれる。

 

メリット

  • 転職支援のプロが求人紹介から選考まで転職活動をトータルにサポートしてくれる。
  • 非公開の求人を持っている。
  • 企業の採用担当者と直接話しているので、求人情報についてより詳しい情報を得ることができる。

 

デメリット

  • 求職者の経験、能力によって応募できない(紹介されない)求人もある。
  • キャリアアドバイザーの能力によって転職活動の成功率も異なる。
  • エージェントによって保有する求人が異なる。

 

転職エージェントと転職サイトの違いをR25がわかりやすく図解していたので共有します。

転職サイトの仕組み

転職エージェント【画像参考】R25

 

転職エージェントから求人を紹介してもらえない場合とは

これを理解するには、転職エージェントのビジネスを理解する必要があります。

転職エージェントの利用は基本的に無料です。

求人探しから面接の準備から年収交渉まで転職活動をトータルにサポートしてくれるのに無料です。

ではどこからお金をもらっているのでしょうか?

転職エージェントは、転職者の採用が決まった場合、採用企業から成功報酬という形で手数料もらっています。

紹介料みたいなものです。

転職エージェントは、紹介が成功した時だけ、報酬が入ってきます。

紹介が成功しないとタダ働きになります。

ボランティアではないので、採用される可能性がない人をサポートし続けていたらビジネスが成り立たないのです。

転職エージェントは、企業に紹介できる人を探したいと思っています。

企業が欲しがる経験やスキルをもっている求職者を探しています。

なので、経験が極端に少なすぎたり、転職が多く経歴に一貫性がなかったりすると、エージェントが紹介できる求人がないことがあります。

実は私も20代後半の時に、ある転職エージェントから「あなたに紹介できる仕事はありません」とはっきり言われた経験があります。

とてもショックでしたが、その時の私は、年齢にしては転職回数が多く、経験に一貫性がなく、また知名度の低い企業に勤めていたということもあって、転職エージェントにとって「紹介が難しい人材」だったのだと思います。

 

転職サイトと転職エージェントを活用すべき人

転職サイトを活用すべき人

-20代前半から30代前半

-経験が少ない人

-まだ資格やスキルがない人

-未経験で他業種、他職種を狙う人

-転職エージェントが見つからない人

 

転職エージェントを活用すべき人

-20代後半以降

-ある程度特定の経験を積んだ人

-資格やスキルができた人

-ハイスペックな人(有名大学卒、有名企業勤務など)

-転職エージェントから声がかかる人

 

転職サイトと転職エージェントの活用方法

年代別に転職サイトと転職エージェントの活用方法を考えてみます。

 

20代前半〜

経験が浅いうちは、転職エージェントが求人を紹介してくれるまでは、転職サイトを使った転職活動が中心となります。

数万という求人の中から自分にあった仕事を検索できるのは、転職サイトのメリットです。

またエージェントが紹介したがらない未経験の業界や業種への応募ができるのも転職サイト活用方法の一つです。

どこかの段階で転職エージェントの活用に切り替えることを念頭に現在の仕事、また転職先の仕事で、しっかりと経験を積んで、スキルを磨くことに専念する必要があります。

このフェーズでも転職エージェントからの紹介が可能であれば、転職エージェントと転職サイトの併用をするのも良いと思います。

 

20代中盤〜20代後半

少しずつ転職エージェントの活用を始めるべきフェーズです。

この頃になると、20代前半に積んできた経験やスキルを評価され転職エージェントの紹介が可能になります。

転職エージェントへ完全切り替えができるまでは、転職エージェントと転職サイトの併用をおすすめします。

 

30代前半〜

転職エージェントを使った転職が中心になります。

このフェーズで重要なポイントは、複数の転職エージェントとの登録です。

理由は、二つあります。

  1. 幅広い求人情報を得るためです。転職エージェントによって、持っている求人が異なります。
  2. パートナーとなりうるキャリアアドバイザーと出会うためです。

30代前半以降の転職、キャリアアップ、年収アップの鍵は、転職エージェントとの協業です。

パートナーとなりうる転職エージェントと出会えたか、彼らと強力な協業関係を築けたかが、転職の成功を左右します。

-キャリア・転職