転職活動しているけど面接でいつも落ちてしまう、なかなか受からないと悩んでいる人は多いと思います。
受からない理由は、いくつか考えられます。
その一つして考えられるのは、不利な方法で応募をしている可能性です。
転職活動で求人への応募方法は6つあることはご存知でしょうか?
実は、この6つ方法は、どの方法で応募するかによって、書類審査の通過率、転職面接の合格の確率は大きく異なります。
なるべく合格の確率が高い方法で応募することが、転職活動の成功にとても重要です。
今日は、転職活動での6つの応募方法について紹介したいと思います。
この記事を書いている人
- 7回転職し、年収240万円から年収5倍以上までアップに成功させた
- これまでに面接は100回近く、応募企業は100社以上の転職活動経験
- 今では、GAFAをはじめ様々な企業からスカウトが来るまでキャリアアップ
- 採用マネージャーとして採用に関わってきたので採用側の事情も熟知
転職活動:6つの応募方法
転職活動が初めての方は、あまり知られていませんが転職活動で求人への応募方法はじつはたくさんあります。
大きく分けると6つの応募方法があります。
どのアプローチをとるかによって、合格の確率は大きく異なってきます。
もちろん、誰もがこの6つの方法で応募できるわけではないのですが、こういった方法があることを理解しておくことは大切です。
またそのチャンスが来た時は積極的に活用するべきです。
以下が6つの応募方法です。
6つの応募方法
- 企業のWEBサイトから直接応募
- 転職サイト経由での応募
- 転職エージェント経由での応募
- 転職エージェントからのスカウト
- 企業からの直接スカウト
- 友人の紹介からの転職(リファラル採用)
必ずしもそうではありませんが、一般的に1が採用に至る可能性が一番低く、数が大きくなるにつれて可能性が高くなります。
それでは一つ一つ解説していきます。
企業のWEBサイトから直接応募
まずは企業のWEBサイトから直接応募する方法です。
どの企業のWEBサイトにも「キャリア」「採用情報」「中途採用」などのページがあって、求人情報を掲載されていると思います。
このページから、気になる求人を見つけて応募する方法です。
メリット
- 自分の好きな企業に応募できる
デメリット
- 誰でも応募できるので競争が激しい
- 求人情報についてWEBサイトの情報以上の詳細がわからない
- 求人情報は掲載されているが、緊急性が低い求人の可能性がある(古い求人情報をそのままにしている企業もある)
- 企業は、応募書類の情報のみで書類審査をする(履歴書が綺麗な人が有利になる)
デメリットの多さからも難しいと想像できると思います。
私も過去に何度もトライしましたが、書類審査を通過する可能性はかなり低い印象があります。
しかし、WEBサイト経由での採用を積極的に活用している企業もあるので、そういった企業に関しては、有効な応募方法ではあると思います。
転職サイト経由での応募
【画像参考】リクナビNEXT
リクナビNEXTやDODAなどの転職サイト経由での応募する方法です。
メリット
- 自分の好きな企業に応募できる
- 企業が今探している求人が掲載されている。
デメリット
- 誰でも応募できるので競争が激しい
- 求人情報について転職サイトの情報以上の詳細がわからない
- 書類選考後の面接など選考対策は、自分自身で準備する必要がある
- 企業は、応募書類の情報のみで書類審査をする(履歴書が綺麗な人が有利になる)
一般的な転職活動の方法ですが、確率はあまり高くないので、複数の企業を応募することで可能性を高めていく必要があります。
転職エージェント経由での応募
【転職エージェント参考】業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/DODAエージェントサービス
転職エージェントが紹介してくれた求人に対してエージェント経由で応募する方法です。
メリット
- 転職エージェントが企業の求人ニーズを聞いた上で、マッチするだろう思う求人を紹介しているので可能性が高い
- 求人情報以上の詳細な情報をエージェントから聞くことができる(募集の背景など)
- 転職エージェントが応募書類の添削や面接のアドバイスをしてくれる
- 転職エージェントが応募の際に、企業にアピールしてくれる
デメリット
- 転職エージェントが求人の応募条件に合わないと思ったら紹介してもらえない
- 転職エージェントに登録する必要がある(登録、利用は無料)
別の記事で書きましたが20代後半以降は、この転職方法が主流になって来ると思います。
転職エージェント経由での応募から、転職活動の確率は高まっていきます。
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参考【転職エージェントと転職サイト違い】使い分けの方法を転職7回経験者が伝授
転職エージェントと転職サイト違いって何?どう使い分けるの?とよく相談を受けます。 私自身、転職エージェントと転職サイトを適切に使い分け、転職を7回経験。 年収240万円から年収5倍以上までアップに成功 ...
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転職エージェントからのスカウト
転職エージェント経由での応募とほとんど同じですが、若干異なるので紹介します。
自分が登録していないエージェントやヘッドハンターから突然求人の紹介が来るケースです。
Linkedinやビズリーチなど求人プラットフォームに登録しているとこういったケースがあります。
メリット
- 企業が採用を急いでいる案件の可能性が高い(採用のハードルが下がっている)
- 転職エージェントが候補者探しに苦戦している(あなたに声がかかったということは、可能性が高い)
- 求人情報以上の詳細な情報をエージェントから聞くことができる(募集の背景など)
- 転職エージェントが応募書類の添削や面接のアドバイスをしてくれる
- 転職エージェントが応募の際に、企業にアピールしてくれる
デメリット
- 突然紹介が来るので、転職活動中でない時は応募できない。
このケースは、エージェントも企業もなんとしても、採用したいという思いが高まっているので、あなたの経験や能力がフィットすれば、合格の可能性は高まると思います。
このケースを狙うのであれば、Linkedinやビズリーチなど求人プラットフォームに登録しておくことをおすすめします。
Bizreachは、有料ですが、Linkedinは無料なのでおすすめです。
特に外資系企業への転職を希望する人は、Linkedinは必須です。
私は、GAFAからのスカウトは、全てLinkedin経由で来ました。
企業からの直接スカウト
企業からあなたに直接スカウトが来るケースです。
Linkedinやビズリーチなど求人プラットフォームに登録していると、企業の採用担当者からメッセージが来ることがあります。
もちろん、いきなり「あなたを採用させてください!」という連絡ではありませんが、まず「カジュアル面談をして募集中のポジションについて話をきいてくれませんか?」という誘いです。
メリット
- 採用担当者から直接募集しているポジションについてヒアリングができる。
- ほぼ100%面接の機会をもつことができる
- 企業は、コンタクトをとってきた時点で候補者への興味が高い
デメリット
- 突然スカウトが来るので、転職活動中でない時は、応募できない。
こちらもかなり確度の高い転職方法です。
少なくても面接には進めるので、あなたの面接でのパフォーマンス次第で合格の可能性は高いと思います。
友人の紹介からの転職(リファラル採用)
これは、非常に合格の確率が高い転職方法です。
友人の紹介からの転職(リファラル採用)は、最近各企業が積極的に取り入れている採用方法です。
企業は、社員に友人など候補者の紹介を依頼します。
もし社員の紹介で採用が決まった場合、紹介した社員は、ボーナスをもらえる仕組みです。
わたしの過去の会社では、1人紹介すると100万円のボーナスがありました。
そんなにもらえるの?と思うかもしれませんが、企業がエージェントに払っている紹介料はもっと高いので、企業にとっても採用コストを抑えられて良い方法です。
ちなみに、転職エージェントの手数料相場は、30%くらいなので、年収1000万円の人材を転職エージェント経由で採用する場合、企業は、エージェントに300万円も手数料として支払っています。
メリット
- 社員の友達なので、まず書類審査を通過する可能性が高い
- 社員が候補者(友人)の能力を理解した上での紹介なので、求人ポジションへのニーズにマッチする可能性が高い
- 企業がリファラル採用を優先的にしていきたいと考えている
デメリット
- 自分の応募したい企業に勤めている友人がいないとそもそも応募のチャンスがない
おそらくリファラル採用が一番確度の高い転職方法です。
大手企業や外資系企業はこのリファラル採用に積極的なので、あなたが気になる企業で働いている友人がいたら積極的に聞いてみるべきです。
またこのチャンスを掴めるかどうかは、人脈がものを言いいます。
日頃のネットワーク、人脈作りが転職に役立つ
日頃から、人脈作りには力をいれておくと良いと思います。
6つの応募方法のうち、最後の3つは、誰にでもオープンな転職方法ではありませんが、チャンスがあれば活用すべきだと思います。
また今その機会がなくても、今後そのチャンスをつかむために、日々できることはあります。
例えば
- Linkedinなど求人プラットフォームに登録し、情報を常にアップデートしておく
- 社内外のネットワークや人脈作りに励む
- 今の仕事で魅力的な経験を積む
などです。
このように、転職には、様々な応募方法があり、採用される確率も変わってくるということを理解し、戦略的に転職活動を行うことが重要です。