給料は上がらないし、転職も簡単ではないし、年収を上げるのは難しいですよね。
年収を上げる方法は、出世、転職、資格取得など色々とあると思いますが、効率的かつ実現性が高いのは英語を勉強することです。
実際に英語ができる人の60%が年収1,000万円以上という調査結果が出ています。
私自身も社会人生活20年、転職7回で年収250万円から年収は5倍以上になったのですが、年収が上がった一つの要因は英語でした。
今回の記事では、英語力と年収の関係について深堀りしていきたいと思います。
この記事を読んでわかること
- 英語力と年収の関係に関する調査結果
- 英語ができると年収が上がる理由
- 目指すべき英語力
- 年収アップにつながる英語の勉強方法
英語力と年収の関係に関する調査結果
ポイント
英語レベル上級者の約60%が、年収1,000万円以上
英語レベル初級者の約10%が、年収1,000万円以上
グローバル人材に特化した人材紹介・人材派遣会社のエンワールド・ジャパン株式会社が実施した調査によると英語レベル「上級」(流暢)では年収1,000万円以上が約60%という結果が出ています。
(出典:PR TIMES 「英語レベル「上級」では、年収1,000万円以上が約60% 英語レベルと年収の高さに相関関係」
英語ができる人は年収も高いとなんとなく感じていましたが、この調査結果がそれを証明しています。
とはいえ英語レベル「上級」(流暢)になるには、それなりの努力や環境が必要なので、実現性の高い英語力「ビジネスレベル」で見てみましょう。
ポイント
ビジネスレベルでは、約50%が年収1,000万円以上。
ビジネスレベルでは、約70%が年収800万円以上。
年収800万円以上は高年収ですから、これを見るとビジネス英語を身につけることで高年収がぐっと近くなると言えます。
そしてビジネスレベルの英語力は、ある程度の努力で誰でも達成できるレベルなので、「チャレンジするか」「チャレンジしないか」の個人の判断の問題です。
才能や能力の問題ではないです。
事例:ビジネスレベルの英語力を求めている「楽天」
社員にビジネスレベルの英語力を求めている「楽天」の事例を紹介します。
参考記事:President online「楽天はTOEIC「社員平均800点」をどう実現したか
楽天では、社員にTOEIC800点を求めています。
TOEIC800点をビジネスレベルの英語の一つの基準と考えているようです。
「すべらない転職」の記事「楽天の年収はどのくらい?1000万円超えの高年収プレイヤーになるには?」によると楽天の平均年収は、745万円です。
これらの数字からも年収800万円近くを狙うには、ビジネスレベルの英語力が必要だとわかります。
つまりビジネスレベルの英語力とある程度の年収は狙えるということです。
英語ができると年収が上がる理由
では次に英語ができると年収が上がる理由を見ていきましょう。
英語人材が不足している/企業が英語力を求めている
2019年に国際ビジネスコミュニケーション協会が行った英語活用実態調査から英語人材の重要度を証明する結果を紹介します。
この調査によると企業が考える今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキルの一番は、英語という結果が出ています。
80%の企業が英語が重要と回答しています。
海外売上比率が20%以上の企業に関しては、90%近い企業が英語が重要なスキルと考えています。
(出典:国際ビジネスコミュニケーション協会 「英語活用実態調査」
次に社員や職員に不足している・今後強化する必要がある知識やスキルですが、圧倒的な1位は、英語です。
つまり企業は、英語人材はビジネスにとって重要と考えているが、英語人材の不足に困っているということがわかります。
この点からも英語ができる人材はどれだけ必要とされているか、高い年収が期待できるかわかると思います。
転職に有利になる
上記の点と被りますが、英語人材を80%の企業が必要としていて
70%近い企業が英語人材が不足していると考えている現状です。
英語ができる英語人材は、転職市場でとても有利になります。
人材紹介会社のロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社が行った調査によると
アンケート調査対象の会社員275人のうち、96%が「英語力が備わっていると転職に有利」と回答しました。
また転職7回の私自身の経験からですが、英語力だけでなく、英語を使った業務経験があると更に有利になると感じています。
日系企業は弱くなり、外資系企業が強くなってきている
以下のランキングを見てください。
(出典:STARTUP DB 「平成元年と平成31年の世界時価総額ランキング」)
STARTUP DBが平成元年と平成31年の世界時価総額ランキングをまとめたものです。
今となっては驚きですが、平成元年は、首位のNTTをはじめとして、TOP5は日本企業です。
そして、上位50社中の32社に、日本企業が占めています。
そして平成31年を見ると、上位50社中日本企業は、43 位のトヨタ自動車のみです。
このランキングには色んな意味がありますが、一つ言えることは過去30年間日本企業は成長していないということです。
成長しているのは海外の企業です。
日本においても成長している企業は外資系企業が多く、高い年収を払える企業も外資系企業が多いということです。
外資系企業で働くには、英語力は必要ですから、この点からも英語ができると年収があがることがわかると思います。
海外駐在員になれる可能性が広がる
日系企業のグローバル進出が進んでいます。
外務省の2020年の調査結果では日本の企業の海外拠点総数は、80,373です。
通常海外に進出する企業は、日本から駐在員を派遣します。
日本企業の海外駐在員は、比較的高い年収をもらえることで知られています。
家賃を負担してもらえたり、海外赴任手当を手厚くもらえるからです。
そしてこの駐在員に選ばれるチャンスを掴む為に必要なのが英語力です。
もちろんそれぞれの会社、職務で求められるスキルや経験も重要ですが、基本的に英語力高い人材は、駐在員のチャンスは大きくなります。
ビジネスレベルの英語力=TOEIC 800点を目標にする
日系のグローバル企業の楽天が社員にTOEIC 800点の英語力を求めていることからも、TOEIC 800点という数字は、ビジネスレベルの英語力の目安と考えて良いでしょう。
TOEIC 800点を取るために必要な学習時間は
Oxford University Press(オックスフォード大学出版局)が、TOEICの点数を獲得する為の学習時間の目安を公表しています。
この表から推測すると800点を達成する為に必要な学習時間は、現状の点数が450点以上であれば、約225時間から700時間と考えて良さそうです。
毎日1時間英語の勉強をすれば、1年から2年で達成できることになります。
毎日30分の英語学習でも2年から4年で達成できます。
約225時間から700時間は、とても長いと感じると思います。
しかしそれをクリアして800点獲得すれば、年収が上がる可能性が高くなると考えると英語学習にチャレンジする価値はあると思います。
TOEIC 800点を取るためにおすすめの勉強方法
最後にTOEIC 800点を取るためにおすすめの勉強方法を紹介します。
英語学習で難しい課題は、「継続学習」と「正しい英語学習方法の習得」です。
今回は、この二つの課題を解決する二つのアプローチを紹介します。
英語学習オススメの継続方法:定額制オンライン英会話
おすすめの継続学習方法は、定額制のオンライン英会話を受講することです。
オンライン英会話のプラットフォームでは、月額定額で毎日25分のレッスンを提供しているコースが多くあります。
この毎日25分コースを受講することで、毎日強制的に25分英語を勉強することになります。
オンライン英会話はもちろん英会話力の強化がメインではありますが、TOEICなどの英語試験対策を提供しているコースもあります。
何よりも毎日25分でも英語を勉強する機会を作ることができるのでオススメの勉強方法です。
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参考【英語の勉強が続かない人向け】継続を重視した英語の勉強方法
英語の勉強が続かないとお悩みの方多いと思います。 毎日少しずつでも英語を勉強したいと思っていていも、仕事やプライベートが忙しいと継続は難しいですよね。 30分でもいいから勉強しろ!と言われますが、その ...
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正しい英語学習方法の習得:英語コーチングスクールの受講
英語は独学でもできますが、正しい学習方法を身につけることは難しいです。
いろんな本やスクールがあってどこからどのように勉強したら良いかわかりません。
そこでオススメなのが英語のコーチングスクールです。
英語コーチングスクールは、英語をそのものを教えてくれるのではなく、効率的な英語の勉強方法を教えてくれるスクールです。
目標の設定から、学習スケジュールの管理、勉強に使う教材のアドバイスなどをしてくれます。
私自身も英語コーチングスクールに通って、英語力を劇的に伸ばすことができました。
以下は、私のおすすめのコーチングスクールです。
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参考【おすすめの英語コーチングスクール】プレゼンスで3コースを受講した感想
最近英語学習の界隈で増えてきているのが英語コーチングスクール。 PROGRIT(プログリット)やTORAIZ(トライズ)やENGLISH COMPANYなど様々な英語コーチングスクールがありますね。 ...
続きを見る
最後に
英語力を身につければ、年収800万円以上の高年収を掴むチャンスは確実に広がります。
そしてTOEIC800点のビジネスレベルの英語力習得は、簡単ではありませんが、努力と継続次第で誰でも達成できます。
「チャレンジするか」「チャレンジしないか」の個人の判断の問題です。
才能や能力の問題ではないです。
年収を上げたいと考えている人は、英語力の強化、英語の勉強を選択肢の一つとして考えることをおすすめします。