と考えている方は多いのではないでしょうか?
私も最初に海外移住に興味をもった頃はそうでした。
限られた人だけができる、実現性のない、夢のようなことだと考えていました。
私は20年以上も海外移住について考えてきました。
そして私自身実際に海外移住し、
たくさんの海外移住者と知り合うことで、
海外移住には、いくつかの方法があることがわかりました。
そして方法次第で誰にでも実現可能なことだとわかりました。
もちろん、限られた人だけができる実現が難しい海外移住の方法もあれば
努力や意志次第で誰でも実現できる海外移住の方法があります。
自分自身の海外移住経験、これまで会ってきた100人以上の海外移住者の海外移住方法を分析し5つの方法に分類しました。
今回は、難易度が低いものから高いものまで、海外移住する5つの方法を紹介します。
この記事を読んでわかること
- 海外移住とは
- 海外移住を実現する5つの方法
- 海外移住する難易度
この記事を書いている私は、30歳で海外MBA留学。
卒業後、日系企業の東南アジア支社に就職し海外移住を開始。
その後、東南アジアの複数国で勤務。
現在は日本に帰国し、次の海外移住を計画中。
海外移住とは
まず海外移住の意味を確認してみましょう。
実はネットで調べましたが、これといった定義はありません。
その中でもZUU onlineの説明が一番しっくりきたので共有します。
海外移住とは、短期及び長期の滞在と違い、生活の拠点を完全に海外に移して生活することを指します。通常の観光ビザと違いリタイアメントビザ(退職者ビザ)での入国を行なったり、現地で住民登録・永住権取得を行ったりします。
留学も住民票を移して「生活の拠点を完全に海外に移して生活する」点で海外移住と言えますが、留学は1年とか4年とか滞在期限があるので、その点では海外移住と違う気がします。
そこで私は、海外移住を以下のように定義します。
海外移住とは期限を設けずに生活の拠点を海外に移して生活すること
ここで言う「期間を設けずに」は、一生という意味ではないです。
あくまでも期限を設けずにということで、事情があって帰国することになって海外生活が終わってしまったとしても、海外移住と考えます。
それでは、海外移住する5つの方法を見ていきます。
海外移住する方法 (1) 日系企業の海外駐在要員になる
日系企業の海外駐在員として海外に駐在し、複数の国に滞在し続ける方法です。
運と実力が必要な方法ですが、このチャンスをつかめると一番おいしい海外移住となります。
海外にビジネスを展開する日系企業は、それぞれの国に海外駐在員を派遣しています。
企業にもよりますが、一つの国の駐在期間を定めていて、期間が終わると日本に帰国したり、他の国に駐在することになります。
海外移住の方法の一つとしてオススメしたいのは、海外駐在員として複数の国に滞在し続けることです。
海外駐在員もサラリーマンですので、いつかは、会社から日本に帰国を命じられることもあります。
その際の出口戦略は、人それぞれでが、以下のようなケースをよく聞きます。
- 一度日本に帰国し、退職まで日本で勤務。退職後、海外駐在で溜まったお金を使って、再度海外移住する。
- 会社を退職し、駐在していた国に滞在し続ける。
成功のポイントは以下です。
- 海外に多く進出している日系企業に就職する。
- メーカーなど海外駐在員数の多い日系企業に就職する。
- 語学を勉強し、海外転勤の希望を出し続ける。
- 一度海外駐在できたら、海外勤務継続の希望を出す。
日本の海外駐在員は、家賃を払ってもらえたり、駐在員手当をもらえたり、待遇がとても良いのでオススメです。
海外移住する方法 (2) 海外の会社に直接就職する
海外で日系企業や現地の企業で直接就職する方法です。
日本では現地採用と呼ばれることもあります。
この海外移住方法の特長は、仕事さえ見つかれば、自分の意思で、自分のタイミングで海外移住できることです。
駐在員は、会社の意思次第なので、国やタイミングは自分でコントロールできないですが、
現地採用であれば、国もタイミングも自分次第です。
これは、大きなメリットです。
しかし、以下のようなデメリットもあります。
- 国によって労働ビザの取得が難しい(ビザがないと現地採用の仕事を見つけるのが難しい)
- 給料は、現地基準。スキルや経験によって給料水準が左右される
成功のポイントは以下になります。
- 労働ビザの取得しやすい国を選ぶ
- 海外で採用されやすいスキルや経験を身につけておく
海外移住する方法 (3) 留学して卒業後に海外でそのまま就職
大学や大学院留学をして、卒業後にその国で就職、もしくは他の国で就職する方法です。
私自身は、この方法で海外移住を実現しました。
MBA留学をして、卒業後にそのまま海外で就職しました。
メリット
- 大学や大学院をすることで、海外で仕事を探しやすくなる
- 大学や大学院をすることで労働ビザをもらえる国がある
- 留学で海外慣れすることで、その後の海外就職、海外移住に移行しやすい
デメリット
- 海外の大学や大学院卒業後の就職は保証はされていない。実力次第。
- 留学費用などまとまったお金が必要
- 国によっては、大学や大学院を卒業しても労働ビザはもらえない
成功のポイント
- 留学後にその国で就職を希望する場合、卒業後に労働ビザをもらえる国を選ぶ。
例えばイギリスであれば、大学、大学院を卒業すると「Graduate visa」をもらえるので、2年間滞在ができるのでその間に就職のチャンスを広げることができます。
私はこの点では失敗していて、フランスの大学院を卒業しましたが、フランス「Graduate visa」はないのと、外国人の労働ビザ取得のハードルが高いのでフランスでの就職はできませんでした。
海外移住する方法 (4) 不労所得で海外で生活する
投資など資産運用で不労所得を作って、海外で生活する方法です。
この方法のメリットは、海外で仕事を探す必要がないことです。
しかしデメリットは、滞在するためのビザを手配する必要があることです。
仕事がない場合は労働ビザは取得できないので、投資家ビザ、リタイアメントビザ、永住権などを取得する必要があります。
また不労所得を作ること、投資家ビザ、リタイアメントビザの取得することに、かなりの資産が必要です。
成功のポイントは、長期的な視点を持って、計画的に貯金や資産運用をして、資産を作ることです。
海外移住する方法 (5) リモートワークをしながら海外で生活する
フリーランスビザやノマドビザを取得し、ネットビジネスなどリモートワークしならがら海外で生活する方法です。
エンジニア、Youtuber、アフィリエイターなどフリーランスでネット系ビジネスをやっている方に最適な方法です。
最近では、ノマドビザを発行している国が増えて来ていますし、ネットで完結する仕事も増えてきているので
ネットビジネススキルがある人にとっては実現性の高い海外移住方法です。
成功のポイントは、海外移住前に、プログラミングやネット系ビジネスなどネットで稼げるスキルを身につけることです。
すでに日本で、ネットで稼げているフリーランスの方は、実現性の高い方法です。
最近では、ノマドビザを発行している国が増えて来ていますし、ネットで完結する仕事も増えてきているので
ネットビジネススキルがある人にとっては実現性の高い海外移住方法です。
ドバイでも昨年からリモートワークVISAを発行していて
比較的容易に、VISAの取得が可能となっています。
外国人の法人設立も容易にできます。
また、所得税・法人税なども全てゼロのため非常に魅力的です。
海外移住は実現できる
今回紹介した海外移住する5つの方法は、それぞれの人が持っている経験、スキル、資産によって実現性が異なります。
日系企業の海外駐在要員になって海外駐在を続けることは、
ある程度の運が必要なので実現性は低いですが、
それ以外の方法は、自分の実力、努力、スキル、意思次第で実現できる海外移住です。
海外移住を実現するには、それなりの努力や勉強は必要ですが、夢ではありません。
海外移住は、だれでも実現できるんです。
今回は、海外移住する5つの方法を紹介しました。
以下の記事で海外移住する為に必要な3つのことについて紹介しているのでこちらもぜひ参考にしてください。
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参考【海外移住に必要なこと】仕事・貯金・語学力のいずれかがあれば実現は可能
海外移住を目指したいけど、何から取り組んだら良いかわからない とお悩みの方多いと思います。 私も若い頃は周りに海外移住している人がいなかったので、 海外移住に必要なことは何か全く想像できなかったです。 ...
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