こんな悩みにお答えします。
この記事の内容
- 複数応募は10-20社の応募が現実的
- 複数応募のメリット・デメリット
- 複数応募を進めるコツ
この記事を書いている人は、以下の経験があります。
- 転職7回経験
- 年収を240万円から5倍以上にアップ
- 転職面接は、100回以上経験
- 応募企業は数百社以上
- 採用マネージャーとして、採用側の経験もあり
転職活動における複数応募は10-20社の応募が現実的
私の経験では、一回の転職活動で応募するのは、10-20社。
ここで言う応募は、書類の応募です。
その内面接に進めるのが、3-6社。
内定がいただけるのが1-2社。
といった感じです。
基本的に仕事をしながら、転職活動をするので、これくらいの応募数が自分にとっては現実的でした。
他のサイトにも一般的な数字がありましたが、私の感覚とあまりズレてませんでした。
転職を目指す人がどれくらい企業へ応募しているのかですが、弊社Geeklyのデータでは
・1人が応募した企業は20~30社
・そのうち面接したのは6~7社
・一次面接通過したのは3社
・内定まで行き着いたのは1~2社ほど
となっています。
転職活動:複数応募のメリット
採用される確率が上がる
書類審査の通過率、面接の通過率を考えると母数を増やすことが大切です。
応募数 x 書類通過率 x 面接通過率 = 内定数
内定数は、応募数と書類通過率と面接通過率の掛け合わせです。
それぞれを高めることができれば内定につながります。
応募書類や面接のパフォーマンスは訓練と経験で高めることができますが、最終的に決めるのは企業側なので通過率を自分の力でコントロールできません。
唯一自分でコントロールできるのが応募数です。
なので複数応募することで必要となってくるのです。
たくさん応募して、面接に進む数を増えれば、最終的に内定を獲得できる確率も上がります。
短期間で転職活動を終了できる
応募から内定まで、一社の選考期間は、短くて1ヶ月、長くて5ヶ月くらいかかることがあります。
書類審査だけで1ヶ月くらいかかるケースもあります。
一つ一つ応募して結果を待っていると時間がかかってしまいます。
なので、複数社同時に選考を進めることで効率的に転職活動を進めることができます。
複数の企業を比較できる
転職活動で、企業研究をしたり、面接で企業の方と話すことで、自分の興味関心が変わって来ることもあります。
当初はA社が第一志望だったけど、面接でB社と話したら、本当に自分のやりたいことはB社にありそうだ、B社を第一志望にしようと変わることもあります。
複数の選考を経験することで転職活動スキルを磨くことができる
転職活動、特に面接は、経験や慣れが必要です。
複数社の面接を経験すると、面接でよく聞かれる質問、自分が苦手な質問、会社に刺さる回答、自分の強みなど段々とわかってきます。
この業界の人はこんなことに困っていて、自分のスキルは、こうやって活かせそうだなとわかれば、次に同業界他社の面接があれば、自分のスキルを効果的にアピールできます。
選考活動での学びをキャリアプラニングに活かすことができる
転職活動は、内定を獲得するだけでなく、自分のキャリアを見直す良い機会です。
複数応募で面接に進めると、色々な企業の方と話す機会ができます。
各企業の取り組みを内部の人から話を聞くことで、新しい世界を発見できます。
そして自分のキャリアのプランを作る良いヒントが見つかることもあります。
転職活動:複数応募デメリット
準備に時間がかかる
複数応募する最大のデメリットは、準備に時間がかかることです。
準備は、事前準備を含めると主に3つあります。
- 応募企業、ポジション検索(ネットリサーチ、転職サイト、エージェントヒアリング)
- 応募書類準備(履歴書、職務経歴書、外資系の場合は、英文履歴書)
- 面接準備(プレンゼンが必要な場合は、資料作成)
それぞれの項目は、時間をかければかけるほど精度は上がっていくので、内定獲得を目指すには手抜きはできません。
つまり複数社同時に選考を進めると準備に必要な時間がどんどん増えてきます。
仕事が忙しい人にとっては、かなり大変の負担になります。
面接などの日程調整が難しい
書類審査を通過すると面接に進みます。
一社であれば、なんとか面接の時間を調整するのは難しくありません。
しかし、複数社同時に進行する場合は、段々と調整が難しくなってきます。
在宅勤務、WEB面接であれば、空き時間に面接をすることもできるかもしれませんが、オフィス勤務の場合は、有休を利用したりして調整しないといけません。
仕事をしながら転職活動をする人にとっては、複数社同時進行の面接の調整は大きなデメリットです。
複数応募を進めるコツ
ここまで見てきたように複数応募は、メリットの方が多いので転職を成功させるためには取り組むべきです。
そこで、複数応募におけるデメリットを取り除き、スムーズに転職活動を進めるコツを共有したいと思います。
応募書類の型を作る
転職の際に用意するものは、履歴書と職務経歴書です。
外資系企業への応募の場合は、英文履歴書(CVと呼ばれます)の用意が必要です。
履歴書は、ほぼ共通だと思いますが、職務経歴書やCVは、応募する企業や業界によってアピールポイントが変わってくるので調整が必要です。
職務経歴書やCVをゼロから作り直すのではなく、部分的に修正するだけで対応できるように、汎用的な職務経歴書やCVを作ることをお勧めします。
いきなりベストな書類を作るのは難しいと思うので、応募を繰り返しながらリライトすることで質の高い応募書類に仕上げていくと良いでしょう。
面接準備の型を作る
質問の仕方は異なりますが、面接で聞かれることを分類すると以下の3つに当てはまると思います。
- 経歴紹介
- 志望動機
- 自己アピール(入社後やりたいこと、貢献できること)
この3つの内容は、ほぼ絶対に聞かれることなので、想定する回答内容を文字に起こしておくことをおすすめします。
応募書類と同様に、応募する企業や業界によって調整できるように、汎用的な内容にしておくことと良いと思います。
同じ業界、同じ職種であれば、企業が抱える課題や必要とされる能力は共通なので、業界分析と自己分析をしながら回答の型を作成すると良いでしょう。
転職エージェントと協業する
最後は転職エージェントとの協業です。
転職活動の準備を1人で行っているととても時間がかかり効率が悪いです。
また1人で準備しているとどうしても煮詰まってしまうことがあります。
こんな時に協力なパートナーとなるのが、転職エージェントです。
転職エージェントは、具体的には以下の4つをサポートしてくれます。
- 応募企業、ポジションの提案
- 応募書類のアドバイスや添削
- 面接準備のアドバイスや模擬面接の実施
- 面接日程の調整
これらを転職エージェントにサポートしてもらうことで、複数社同時進行の準備時間の短縮になるだけでなく、応募書類や面接のパフォーマンスの質の向上に繋がります。
結果的に内定の獲得率を上げることができます。
以下の「「転職エージェントとの上手な付き合い方」の記事を参考に転職エージェントと良好なパートナー関係を築いてください。
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参考【転職エージェントとの上手な付き合い方】転職7回の経験者がエージェントの活用方法を解説
転職エージェントに登録したけど付き合い方がわからない とお悩みの方は多いです。 私も初めて登録した時は、どのように付き合ったら良いかわからなかったです。 何をお願いできるのか?何をしてもらえるのか?自 ...
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