つみたてNISAの仕組みやメリットがよくわからないし、20年間の積み立ては長いなぁとためらっているという話をよく聞きます。
つみたてNISAは、長期的な資産形成に欠かせないメリットがいっぱいの投資ですが、クレカ積み立てをすることで更に短期的なメリットもあるんです。
例えば私の例で説明します。
私はクレカ積み立てを利用して毎月5万円、年間で60万円積み立てしています。 (毎月、つみたてNISA3.3万円、普通の投資信託の積み立て1.7万円)
三井住友カードのANAゴールドカードを利用しているので、年間60万円のクレカ積み立てで6000マイル貯まります。
6000マイルあると、国内の近距離の往復(東京←→大阪)ができます。
2年間で12000マイルになるので、貯まったマイルで韓国などの海外旅行にも行けることになります。
将来の老後資金確保のためにつみたてNISAをして、さらに2年に一回海外旅行に行けるなんてお得ですよね?
つみたてNISAは、最大限で20年間積み立てができます。
20年間、ただ積み立てているだけだと、ゴールが遠すぎてモチベーション上がらないですよね。20年そうとう先ですよね。。。。
でもクレカ積み立てをすることで、マイルを貯めたり、ポイントを貯めたりできるので、日々の生活にメリットを感じることができます。
私自身もクレカ積み立てで貯まったマイルで2年に1回韓国旅行に行く!をモチベーションに毎月コツコツ積み立てをしています。
このようにとてもお得な方法なのですが、クレカ積み立てできるクレジットカード、証券会社があるので注意が必要です。
今回は、クレカ積み立てできるクレジットカード、証券会社の紹介と、貯まったマイルやポイントの活用方法について紹介します。
クレカ積み立てとは
クレカ積み立てとは、投信積立の引き落としをクレジットカードで決済することです。
覚えておくべきポイントは3つあります。
ポイント
- 投信積立の引き落としが毎月最大で50000円までクレジットカードで決済できる。
- 毎月の積み立て金額に応じて、クレジットカードのポイントやマイルが貯まる。
- つみたてNISAでの利用も可能。
クレカ積み立てができる証券会社とクレジットカード
クレカ積み立ては、すべての証券会社やすべてのクレジットカードでできるわけではありません。
特定の組み合わせ(証券会社 x クレジットカード)のみ利用が可能です。
以下の5つが人気の組み合わせです。
- SBI証券×三井住友カード
- 楽天証券×楽天カード
- セゾンポケット×セゾンカード
- tsumiki投信×エポスカード
- SBI証券×タカシマヤカード
私は以下の二つをおすすめします。
SBI証券×三井住友カード
SBI証券×三井住友カードのクレカ積み立てをおすすめする理由は以下の通りです。
- Vポイントが貯まる 「Vポイントのお得な交換先6選!ムダなく使い切るオススメの使い方」
- ポイント還元率が高い(0.5%〜2%)
- ANAの三井住友カードだとマイルが効率的に貯まる(VポイントをANAマイル交換)
- SBI証券は、投資対象銘柄が豊富
楽天証券×楽天カード
普段から楽天ポイントを活用している人、楽天経済圏マニアの方はこちらの組み合わせがおすすめです。
おすすめのポイントは、以下の通りです。
- 積み立てで楽天ポイントが貯まる。
- 積立額へのポイント還元率が1%と高い。
- 楽天ポイントは利用できる幅が広い
- 楽天証券は、投資対象銘柄が豊富
クレカ積み立て限度額
クレカ積み立ての限度額は最大で50,000円です。
ここで注意しておきたいのは、つみたてNISAと通常の投信積み立ての合計で上限が50,000円ということです。
私はこのことを知らなかったのでNISAだけにクレカ積み立てを使っていましたが、今は、 通常の投信積み立ても組み合わせで運用しています。
このことは、各社のWEBサイトにも明確に書いてなかったので、SBI証券に問い合わせてわかりました。
つみたてNISAと通常の投資信託積み立ての組み合わせがベスト
毎月の積み立て予算に余裕がある人は、このつみたてNISAと通常の投信積み立ての組み合わせがお得です。
クレカ積み立ての限度額50,000円を積み立てることで最大のメリットを得られます。
毎月のつみたてNISA | 33,333円 |
毎月の通常の投資信託積み立て | 16,667円 |
毎月のクレカ積み立て合計金額 | 50,000円 |
年間クレカ積み立て合計金額 | 600,000円 |
想定年間獲得ポイント(還元率1%の場合) | 6,000ポイント |
クレカ積み立てで20年間で獲得できるマイルやポイント
毎月5万円、年間60万円をつみたてNISAの最長期間の20年間積み立てると合計で1200万円です。
これだけで、老後必要資金2000万の60%が貯まります。(それだけでは足りない気がしますが。。。)
20年間クレカ積み立てを続けた場合、どれくらいマイルやポイントが貯まるか見ていきたいと思います。
マイルの場合
還元率1%でマイルを獲得すると、20年間で120,000マイル獲得できます。
120,000マイルあると、旅の選択肢がとても広がります。
以下は、ANAのローシーズン、エコノミークラスの特典航空券の必要マイル数です。
韓国 | 12,000マイル |
シンガポール | 30,000マイル |
ハワイ | 35,000マイル |
ニューヨーク | 40,000マイル |
パリ | 45,000マイル |
(参考)ANA国際線特典航空券:シーズン・必要マイルチャート
20年間のクレカ積み立てで貯まったマイルで、韓国だったら12回も、ニューヨークであれば3回も行けるんです。
そう考えるととてもお得ですよね。
楽天ポイントの場合
ポイントを1%分獲得すると、20年間で120,000楽天ポイントを獲得できます。
楽天ポイントであればそのまま楽天で買い物できますので便利です。
120,000円分もあれば、本当色々なものを買えますね。
クレカ積み立てを始める準備から
ここまで聞いて、クレカ積み立てのメリットを感じた方は、準備を始めましょう。
3つのステップがあります。
ステップ1:利用する証券会社、クレジットカードを決める
どこの証券会社を利用するか、また何のポイントを貯めたいか決める必要があります。
現在三井住友カードを使っていれば、SBI証券、
楽天カードを使っていれば、楽天証券
のように使っている現在利用しているクレジットカードで決めても良いです。
または、SBI証券または楽天証券を利用していれば、それに合わせても良いです。
または、ポイント起点で決めても良いです。
楽天ポイントを貯めたいのであれば、楽天証券x楽天カード
Vポイント(またはANAマイル)を貯めたいのであれば、SBI証券x三井住友カード
のように考えてみてください。
ステップ2:クレジットカードを契約する
利用する組み合わせが決まったら、まずはクレジットカードを契約しましょう。
三井住友カード
安心と信頼の1枚として、幅広い世代から人気がある「三井住友カード」です。
種類がたくさんあるので、自分のライフスタイルに合ったカードを選ぶことをおすすめします。
マイルを効率的に貯めたい人は、ANAカードをおすすめします。
年に150万円以上カードを利用する方は、ワイドゴールドカードがお得です。
ANAカード種類 | 年会費 | ポイント還元率 |
一般カード | 初年度無料、2年目以降 2,200円(税込) | 0.5% |
ワイドゴールドカード | 15,400円(税込) | 1% |
楽天カード
楽天カードは、年会費無料の楽天カードと年会費が11,000円(税込)の楽天プレミアムカードがあります。
楽天プレミアムカードは、楽天市場の買い物などでポイントが4倍になるお得なカードです。
しかし楽天プレミアムカードは、年会費がかかるので、楽天市場での年間利用額からどちらが良いか考えましょう。
楽天市場での年間利用額55万円以上ある方は楽天プレミアムカード、そうでない方は通常の楽天カードにするのが良いと思います。
ステップ3:証券会社の口座を開設する。
最後に証券会社の口座を開設しましょう。
クレジットカードを契約の手続きと同時で構いません。
SBI証券
SBI証券は、口座開設者数は600万人を突破し、安心のネット証券会社。
NISA口座開設者数も180万人を超え主要ネット証券でNo.1の実績。
以下から口座開設の申込ができます。
楽天証券
多彩な商品ラインナップで初心者から投資経験者まで幅広く選ばれる楽天グループの楽天証券。
口座開設はこちら
これで準備が完了です。
準備が整ったら、あとはクレジットカードで投資信託の積み立てを始めるだけですが、初めての方は、何に積み立てたら良いの?と疑問に思うと思います。
積み立てする投資信託の選択は、奥が深いテーマとなりますので、次回説明したいと思います。
今回は、クレカ積み立てのメリットの紹介でした。